今回は、計算をちょっと楽にする法則を勉強します。
(1)分配法則
分配法則とは、ある規則によって計算式をまとめることができる法則を言います。説明がややこしいので、式で見てみます。
例)
①
$$(\frac{1}{4}-\frac{1}{5})\times(-20)※$$
$$=\frac{1}{4}\times(-20)-\frac{1}{5}\times(-20)$$
$$=(-5)+(+4)$$
$$=-1$$
※それぞれ\( \displaystyle \frac{1}{4}\)と\(\displaystyle \frac{1}{5}\)に\(-20\)をかける
本来であれば、かっこの中から先に計算します。しかし、それだと計算がややこしくなることがあります。
上記の式の場合、それぞれの数値にー20をかける形になるので、先にそれを計算すれば、簡単に計算を行うことができます。
逆に、このようなやり方もあります。
② (ー4)×98+(ー4)×2
=(ー4)×(98+2)
=(ー4)×100
=ー400
これは、分配法則の逆で、それぞれの数値に同じ数をかけているので、まとめて計算をした方が計算が楽になる例です。
分配法則は文字の式の計算等で後々使うことになる法則です。
間違いやすいところがありますので、何度も問題を解きましょう。