(1)食物の消化と吸収

・消化…からだの中に吸収されやすい物質に分解するはたらき

・消化管…口-食道-胃-小腸-大腸-こう門まで続く1本の長い管(約8m)

・消化液…食べ物を消化する液

・消化酵素…液化液の中にあり、養分を分解して吸収しやすくするもの。

※胆汁…消化酵素を含まないので、脂肪の消化を助ける(脂肪を乳化する)

※脂肪・グリセリンは小腸の柔毛に吸収されたのち、脂肪に戻る

※小腸の柔毛(小さな突起)

なぜ、小腸には柔毛があるのか?

理由:表面積を大きくして、吸収の効率をよくする為

はたらき:養分を吸収→肝臓に運ばれ、貯蔵される。

※大腸の働き…水分を吸収する

(2)だ液のはたらき(実験)

実験

ビーカーの中はヒトの体温くらいの湯

A:デンプン+水

B:デンプン+だ液

それぞれ2つに分けてヨウ素液とベネジクト液でちがいを比べる。

水を入れる理由…

・だ液以外の条件を同じにした対照実験と結果を比べるため。

・(だ液に含まれる)水分ではなく、だ液に含まれる消化酵素によることを確かめるため。

・温めることや、だ液に含まれる水分によって反応したわけではないことを確かめるため。

・デンプン + ヨウ素液 ⇒ 青紫色

(デンプンの有無)

・デンプン+だ液+ヨウ素液⇒変化なし(デンプン無)

・デンプン+だ液+ベネジクト液⇒赤かっ色の沈殿(糖有り)

         (糖の有無) 加熱

(結果)

・だ液はデンプンを糖に変える

☆湯の種類を0℃の水、90℃の熱湯と合わせて実験すると、デンプンの中の消化酵素は、温度に左右されることがわかる。(ヒトの体温くらいでよく働く)

(3)食物の成分

・有機物:炭素を含む物質 例 デンプン、エタノール、

               タンパク質、脂肪…

・無機物:炭素を含まない物質 例 食塩、金属、水…

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