今回は、分解について学習します。はっきり言って、覚えることが多いです。図を見てしっかり覚えましょう。
〇化学変化…物質が別の物質に変わる変化
(化学反応)
〇分解…1種類の物質が2種類以上の別の物質に分かれる化学変化
□ → ○ + △ + ……
物質A 物質B 物質C
〇熱分解…加熱したときに起こる分解
(1)酸化銀の分解
酸化銀 → 銀 + 酸素
(黒色) (白色)
酸化銀は黒 → 銀は白 なので変化したとわかる
火のついた線香を入れると燃える なので酸素とわかる
〇酸化銀と銀の比較
\begin{array}{c|c|c|c|c}
\ & 電流 & 金属光沢 & たたくと広がる & \ \\
\hline
酸化銀 & × & × & × & 非金属 \\
\hline
銀 & 〇 & 〇 & 〇 & 金属
\end{array}
(2)炭酸水素ナトリウムの分解
炭酸水素ナトリウム→炭酸ナトリウム+二酸化炭素+水
炭酸ナトリウム(固体)・二酸化炭素(気体)・水(液体)
炭酸水素ナトリウム→炭酸ナトリウム(白色)
口付近がくもる→塩化コバルト紙(青色→赤色)ということは水
石灰水が白く濁る→二酸化炭素
実験時の注意(←こういうのもテストに出ます!)
注意①試験管の口を下げる
→発生した水が試験管の底へ流れると割れる為
注意②火を止める前にガラス管の先を石灰水から出す
→石灰水の逆流を防ぐ為
〇炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムの比較
\begin{array}{c|c|c}
\ & 炭酸水素ナトリウム &炭酸ナトリウム \\
\hline
水に溶ける様子 & △溶けにくい & 〇溶けやすい \\
\hline
フェノール & うすい赤色 & 濃い赤色 \\
フタレイン & \ & \ \\
\hline
液の反応 & (弱アルカリ性) & (強アルカリ性)
\end{array}
(3)水の電気分解
〇電気分解
水 → 水素(陰)+ 酸素(陽)
体積比 2 : 1
(4)塩化銅の電気分解
塩化銅水溶液 → 銅(陰)+ 塩素(陽)
陰極の炭素棒→銅が付着(炭素棒が赤褐色)
陽極の炭素棒→塩素が発生(刺激臭のある泡が出る)
塩化銅水溶液(青色)→分解で透明に
薄めた赤インクを入れておくと色が消える