(1)原子と分子

原子…すべての物質の最小の単位(それ以上分けることができない小さな粒)

 ・原子には質量と大きさがある。(水素原子は1cmの1億分の1くらい)

 ・100種類あまりが発見されている

性質1:それ以上分けることができない

性質2:種類によって質量・大きさが決まっている

性質3:他のものに変化したり、なくなったり、新しくできない。

原子の記号…原子の種類を表す記号

 ※暗記しよう!

 酸素…O

 水素…H

 銅 …Cu

他にも教科書にたくさん書いてあります。少しずつ覚えていきましょう。

(水素:H、炭素:C、窒素:N、酸素:O、硫黄:S、塩素:Cl、ナトリウム:Na、マグネシウム:Mg、アルミニウム:Al、カリウム:K、カルシウム:Ca、鉄:Fe、銅:Cu、亜鉛:Zn、銀:Ag)

※すべての物質は、原子の組み合わせ方で決まる!

分子…物質の性質を示すいちばん小さな粒

例)

〇物質の分類

 物質…純粋な物質、混合物

    純粋な物質…単体、化合物

          単体(1種類の原子)…水素、酸素、炭素…

          化合物…水、アンモニア、砂糖…

    混合物…空気など

〇単体と化合物

単体…それ以上別な物質に分解できない物質

    水素、酸素、銀など

化合物…別な物質に分解できる物質

     水、酸化銀、二酸化炭素など

(・混合物…いろいろな物質が混ざってできているもの。)

(2)化学式

〇化学式とは…いろいろな物質を原子の記号を使って表した式

※このくらいはまず暗記しましょう。

〇化学式と数字

2H₂O

左から…水分子が2個ある・水素原子が2個ある・酸素原子は数字なし→1個ある、とみていく


(3)化学反応式

〇化学反応式とは…化学式を使って化学変化を表した式のこと

※書き方!

(1)反応→反応 反応前後を矢印でつなぐ

    ↓    ↓

(2)化学式 →化学式 それぞれ化学式で書く

(3)左辺と右辺の原子の種類と数を合わせる

(例1) 鉄 + 硫黄 → 硫化鉄

   Fe +  S  →  FeS

(例2) 銅 + 酸素 → 酸化銅

   Cu + O₂  →  CuO   …これでは、左右のOの数がおかしいので、CuOの頭に係数2をつける

   Cu + O → 2CuO   …これだと、左右のCuの数が合わなくなるので、Cuに係数2をつける

  2Cu +  O → 2CuO

※ほかにも教科書に化学反応式があるので、少しずつ覚えましょう。

 (昔、定期テストで、授業で学習したすべての化学変化の化学反応式を書きなさい、という問題が出たことがありました。学校によってはそういった問題を出す可能性もあります。)

※教科書に載っている化学反応式

Fe+S→FeS

C+O2→CO2

2H2O→2H2+O2

2Ag2O→4Ag+O2

2NaHCO3→Na2CO3+CO2+H2O

2Cu+O2→2CuO

Na2CO3+CaCl2→CaCO3+2NaCl

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