運動って何でしょうか。
理科でいう『運動』とは「物の位置が変わること」をいいます。
いろいろな運動があります。
速さが変わらない運動
〃 増加する 〃
〃 減少する 〃
向きが変わる運動
〃 変わらない運動
(1)物体の運動
物体の運動 →位置が変わること。
速さと向きで表す。
※速さや向きが変わる=力が加わっている
「向き」…観察すればわかる
「速さ」…どうやって調べる?
→調べる方法を考えてみましょう
(2)速さ
\( \displaystyle 速さ(m/秒)= \frac{移動距離(m)}{移動するのにかかった時間(秒)\\→単位時間に移動する距離}\)
※「m/秒」「cm/秒」「km/時」などの表し方は基本的にはここが初めてだと思いますので、きっちり理解し、計算問題を解くようにしましょう。
〇瞬間の速さ…ある点を通過したときの速さ。(スピードメーターなど)
〇平均の速さ…計算して求める速さ。
(3)運動の記録
運動の記録(実験)方法について、主に2つあります。
〇ストロボスコープ…一定時間ごとに光をあてて撮影する。(ストロボ写真)
〇記録タイマー…(運動の様子を打点で記録する道具) 一定の時間間隔で打点する。
記録タイマー
図のような装置
斜面に紙テープを引いておき、台車に一定時間に1回ずつ打刻する
そして、その記録をみて、速さを調べる
点と点の間が\( \displaystyle \frac{1}{50}\)秒
5打点で\( \displaystyle \frac{1}{50} \times 5= \frac{1}{10}\)秒
\( \displaystyle \frac{1}{10}\)秒で6cm移動した!
∴6cm\(\displaystyle \div \frac{1}{10}\)秒=60cm/秒
※「5打点ごと」=「5区間ごと」という意味をおさえる。
「1秒に50打点」の5打点ごと
「1秒に60打点」の6打点ごとに切ったテープの長さは、\( \displaystyle \frac{1}{10}\)秒間に動いた距離になる。
※計算するときは必ず分数で!
※点の数ではなく間の数を数えること!
〇運動の様子
(左から右にかけて)
間隔が広くなる→速さが増加している
(左から右にかけて)
間隔が一定→等速
(左から右にかけて)
間隔が狭くなる→速さが減少している