「式の値(の問題)」とは…文字式が最初の問題文で与えられていて、その中のある文字について具体的な数値が与えられているような問題
〇式の値の求め方
①単項式・多項式の四則計算を使って与えられた式を最も簡単な形にする
②簡単にした式に問題で与えられた値を代入して計算する。
例)x=2,y=ー1のとき、次の式の値を求めよ
①3(x-2y)-2(3x+4y)
②3x²y÷(-3x)×2y
解)
①
\( 3(x-2y)-2(3x+4y) \)
\( =3x-6y-6x-8y \) まずかっこを開く
\( =-3x-14y \) 同類項をまとめる
\( =-3 \times (+2)-14 \times (-1) \) xとyに値を代入
\( =-6+14 \)
\(=8\)
②
\( 3x^2y \div (-3x) \times 2y \)
\( \displaystyle = \frac{3x^2y \times 2y}{-3x} \) まず乗除を計算
\( =-2xy^2 \)
\( =(-2) \times (+2) \times (-1)^2 \) xとyに値を代入
\( =-4 \)
この類の問題は、公立高校の入試によく出ますので、問題に慣れておきましょう。
くれぐれも、「計算問題だけ出来たらいいや」などと考えて、ここをおろそかにすることのないようにしてください。入試問題などでは、計算問題の代わりに、このタイプの問題を出してくることがあります。せっかく計算問題を頑張ってマスターしたのなら、その勢いでこの解法も一緒にマスターしておきましょう。