今回は、文字の式の計算をやっていきます。
たくさん練習しましょう。
(1)分配法則をつかってからまとめる
分配法則については前回の項で学びましたが、もう一度貼っておきます。
確認してください。
例)
① 7(2x-1)+3(5x+3)
=14x-7+15x+9
=29x+2
② 3(4a+3)-2(3a-5)
=12a+9-6a+10
=6a+19
(2)分数の計算
分子に()かっこをつけてきちんと通分してから計算をしましょう。
\begin{eqnarray}
① \displaystyle \frac { 3x-1 }{ 2 } + \frac { x+1 }{ 3 }= \frac { 3(3x-1) }{ 6 }+ \frac { 2(x+1) }{ 6 } \\
\displaystyle = \frac{ 3(3x-1)+2(x+1) }{ 6 } = \frac { 9x-3+2x+2 }{ 6 } \\
\displaystyle = \frac { 11x-1 }{ 6 }
\end{eqnarray}
\begin{eqnarray}
②\ \displaystyle \frac { 3x+1 }{ 4 } – \frac { 5x+2 }{ 6 }= \frac { 3(3x+1) }{ 12 }+ \frac { 2(5x+2) }{ 12 } \\
\displaystyle = \frac{ 3(3x+1)+2(5x+2) }{ 12 } = \frac { 9x+3-10x-4 }{ 12 } \\
\displaystyle = \frac { -1x-1 }{ 12 }
\end{eqnarray}
\begin{eqnarray}
③\ \displaystyle \frac { x+1 }{ 2 } – \frac { 5x+12 }{ 6 }= \frac { 3(x+1) }{ 6 }+ \frac { (5x+12) }{ 6 } \\
\displaystyle = \frac{ 3(x+1)+(5x+12) }{ 6 } = \frac { 3x+3+5x+12 }{ 6 } \\
\displaystyle = \frac { 8x+15 }{ 6 } = \frac { 4 }{ 3 } x+ \frac { 5 }{ 2 }
\end{eqnarray}
特に、かっこの前にーマイナスがあったらかっこの中の符号がひっくり返る、分数の加減算の場合は通分が必要、最後にできるだけ約分するなど、手順がたくさん出てくるので、うっかりミスが増えてきます。1つ1つ丁寧にするよう心がけましょう。
今回は、文字式のいろいろな計算をやりました。例題で見るだけでも非常に手順がたくさんあって大変ですが、丁寧にたくさん問題を解いて、マスターするようにしましょう。