1.正の数・負の数
(1)正の数・負の数とは
さて、中学生になって算数→数学になった最初の単元は、「正の数・負の数」です。
まずは、正の数・負の数とは何かをお話していきます。
正の数とは、小学校での算数で使っていた、0~の数のことを言います。
↑小学校までの数直線
負の数とは、「0より小さい数」のことです。
テレビの天気予報を見ていて、お天気リポーターの人が
「今日の最低気温はー3℃です」
と言っているところを見たことがあると思います。
ー3℃とは、(マイナス3℃)と読みます。
マイナスというのは、0よりも小さい数を表すときに使います。
中学では、この負の数(マイナス)を勉強していきます。
↑これからの数直線
ここからは、マイナス(負の数)の使い方について学んでいきます。
(2)あることがらについて、基準となる数(量)を0(原点)として、その基準との大小(増減)を正の数・負の数を使って表す
(例)①温度計←0度が基準
②平均80点のテスト→Aくんは85点、Bくんは77点
(3)反対の性質を持つ量を正負の数で表す
(例)20円高いことを「+20円」と表すとき
①50円高い ⇒ +50円 (同じ「高い」という性質)
②20円安い ⇒ -20円 (反対の「安い」という性質)
(4)整数について
/ 正の整数 → 自然数
整数 ー 0 → 正の整数でも負の整数でもない!
\ 負の整数
※整数には、正の整数、0、負の整数があります。
正の整数のことを「自然数」といいます。
(5)絶対値
絶対値とは、0からの距離をいいます。
(例)絶対が5である数の求め方
→つまりこの場合、答えは「5」と「ー5」になります。
(6)数の大小
数直線は必ず右に行くほど数が大きくなる!
符号 (大きい数)>(小さい数)
(小さい数)<(大きい数)
↑不等号(「ふとうごう」といいます)
>(だいなり)とよみます
<(しょうなり)とよみます
さて、今回は「負の数」という新しい考え方を勉強しました。
つぎは、その計算方法を勉強します。